2008年11月30日(日)、杉浦能舞台にて、鳴滝能を開催いたしました。能『野宮』です。多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
鳴滝能レポート
『野宮』の解説の様子
所々ジョークを交えながらの解説は、初心者にもわかりやすかったと好評でした。
以降、装束着付け実演と解説です。
装束着付けは普段は見れないので、皆さん興味津々のご様子でした。そして、この解説もかなりの好評でした。
前側担当と後側担当と必ず2人で着付けます。
織泊(オリハク)
白の襟を2枚重ね、そして更にその上に、白地に金の菊菱という柄の織泊を、綺麗に揃えて重ねます。襟を綺麗に揃えるのは、簡単そうに見えて結構むつかしいのです。
大口(オオクチ)
緋大口(ヒノオオクチ)。緋色すなわち赤朱色の袴。
普通の袴と違い、お尻の部分が大きく膨らんでいるのが特徴です。
鬘(カヅラ)
髪の毛の質は、本鬘という人の本当の髪の毛のものと、ばす鬘という馬の尻尾の毛のものがあります。
直毛の鬘を結うのはかなりのテクニックが必要です。
長絹(チョウケン)
紫地金花籠文様長絹。前の朱色の紐は露と言う飾り紐です。
袖は役者の裄の寸法に合わせて、糸で結び留めます。
最後に面(オモテ)を付けます。
役者は必ず面を押し頂きてから付けます。
面の毛描きと鬘が合うように微調節します。
完成です!!!!
ここぞとばかりに写真撮影タイムになりました。
右へ向いたり左へ向いたりの大サービス!
装束着付けの時間だけ撮影可なのです。
能「野宮」
六条御息所が往時を偲び、月のもと舞を舞います。
杉浦能舞台は他の能楽堂と比べると、至近距離からの観能なので、とても迫力があるようです。